Infinito Nirone 7

白羽の矢を刺すスタイル

自転車で遠出をするときに気をつけていること

自転車の楽しみ方は人それぞれで、近場をちょっと走って散歩代わりに楽しむ人もいれば、ひたすら山を登り続ける人もいるし、いろいろなところにでかけてグルメを楽しむ人もいます。自分の場合はトレーニングも若干考えつつも、いろんな景色を見るために100kmを超えるロングライドをよくします。本当はダイエットやら運動不足の解消やらを目的にしていたはずですが、いろいろ楽しんでいるうちに目的が変わってしまいました。趣味なので気にしない。

自転車で遠出をすると問題になるのが、出先で見舞われる様々なトラブルです。タイヤのパンクが最も典型的かとおもいますが、それ以外にも機材が壊れて走行できなくなることもあったり、事故にあったりすることもトラブルの一種です。

この記事では、機材や体調に関するトラブルや対処方法は多数ある書籍やブログ記事にまかせるとして、それ以外のトラブルについてまとめてみようと思います。

前提

家に無事帰ってくるまでがロングライドです。 トラブルにあわないようにするための事前準備と、たとえトラブルに見舞われても冷静に対処できるだけの選択肢を持っておくことが大事です。

自分が自転車に乗っていなくても使える話も含まれていると思います。

前もって準備しておく持ち物

コンパクトな財布にまとめるとか、小さめのポーチにまとめておくとかをすると簡単に持ち運べます。

  1. 免許証: 最強の身分証であり、機材トラブルが解消できないときに電車輪行以外の手段として車で運ぶ場合にも必要。
  2. 健康保険証: 病院に行かないといけないときにないと困る。ただし事故の怪我で病院にいくとき、被害者として健康保険をつかう場合は注意が必要*1
  3. 緊急連絡カード: もしものときに自分自身が何らかの理由で動けない場合、緊急連絡先や常用している薬、加入している保険などを記したカードを持っておくと、他の誰かへの意思表示ができる。
  4. 自転車ショップの会員証など: 途中でショップに持っていきたいときのために。
  5. 現金: キャッシュレスサービスが進んでいる中でも現金onlyなものはまだまだ多く、特に自販機に救われることもよくあるので。
  6. クレカ: これがあるだけでホテルに泊まるとかいろいろな手段が取りやすくなる。

地理の把握

太陽の位置と時間がわかれば方角もなんとなくつかめるので、あとは地図とにらめっこしてどっちに行ったらよいかを見極められるとベター(夜はあきらめるか、スマホのコンパスで頑張る)。 あるいは、行きたい場所につながる道の番号や、その周囲の地名(市町村の名前とか駅の名前とか)をなんとなく覚えておくと、道路標識でどっちに行くとどこに行くかを見たときに取るべきルートがわかりやすくなる。最悪引き返すことになってもいいように、目立つ建物や案内の看板の位置とか交差点の名前とかを覚えておくという感じでその場でできることもある。

最低限、駅がどこにあるかは知っておきたい(ここにたどり着きさえすれば輪行で帰るなり近くにある宿泊施設に泊まるなりの行動が取りやすい)。

トラブルへの対処

トラブルと一口に言ってもいろいろあります。事故への対処以外にも、それに至りかける危険への対処も含めて書いていて、特に危険に対する嗅覚は鋭くしておくと、たとえ出くわしたとしても受けるダメージを限りなく小さくできます。

  1. 事故: 被害者としても加害者としても、あるいは目撃者としても事故にあう可能性はある。いずれにしても警察・必要に応じて救急への連絡をすることと、けが人の応急処置を優先する。あとけが人の言う「大丈夫」はだいたい大丈夫じゃないのでしばらくは安静に。ちなみに怪我をみてもらった結果打ち身として病院で処方される湿布には、光過敏症に気をつけないといけないものがある(モーラステープとか)。肌が弱い場合はそもそも湿布の刺激が強く合わないことが多い(自分は全くあわなかったのですぐやめた)上に使用後もしばらくは太陽光を直接浴びないようにしないといけないので、できるならその心配がないものを出してもらう。
  2. あおり運転などによるヒヤリハット: 最近話題のあおり運転は自動車同士だけでなく自動車 vs 自転車でも起こり得る(交通ルールの無理解や感情的な問題など理由はいろいろ)。やばい車がいると思ったら近づかない、向こうから近づいてきたらそっとやり過ごす、もしなにかされても追いかけない、は自分を守る大前提。それでも何らかの縁あって煽られたり幅寄せされたりすることがあるが、その場合はナンバーを控えて即警察に連絡する*2SNSに当該の車の写真を上げる行為はやめておいたほうが無難(ナンバープレートそのものが個人情報にあたるかどうかという論争に火をつけがち、あるいはそれ以外に写っているものとの組み合わせで個人情報の要件を満たしてしまったり他の権利を侵害してしまって燃え上がってしまうなど)。一方で GoPro とか ActionCam をドラレコのように使うのは有用。最近はテールライトとカメラがセットになった製品もあるよう。充電をちゃんとしておこう。
  3. 自転車同士、あるいは歩行者との間のヒヤリハット: 自転車同士でもトラブルはあって、逆走してきた、とまれをまもってくれない、スマホいじりながら突っ込んできた、無灯火のまま飛び出してきたなど状況は様々。話せばわかってくれることもあるかもしれないし、そのまま無視されるかもしれない。こればかりは分からないのでどうすべきかはなんとも言えない。歩行者も突然飛び出してくることもあるので、視覚・聴覚を駆使して得られる周りの状況をよく把握しておく。仮に他の自転車や歩行者が周りをよく見ている様子が伺えても、自分のことに気がついているかどうかは別問題。

危険を避ける、あるいは危険度を下げるための行動

自分を危険に近づけなければトラブルにあうこともない(それでもあってしまうものがトラブルではあるが…)。

  1. 合図を出す: 自動車ならウィンカーやブレーキランプ等コミュニケーションの手段がいろいろあるように、自転車も手で合図してコミュニケーションを取ることができる(法律で決まっていて教習所でもらう書籍にも書いてある*3)。なれないうちは合図のために片手を離すのが億劫かもしれないが、合図があるだけで何をしたいかが周囲に伝えられるようになるので練習しておく。
  2. 声を掛ける: 特に追い抜くときは合図では伝えられないので、追い抜くことを後ろから声をかけて伝える。追い抜くときは左によるための合図を出すことも忘れずに(自動車がウィンカーを出すときと同じ考え方)。
  3. 他の交通を運転している人を見る: 自動車にしろ自転車にしろ、運転手の視界は限られているので、こちらに気づいていなさそうな車両には近づかない。顔がどちらを向いているかを見たり、アクセルの踏み具合や加減速の様子などから判断する。タクシーなんかは急に合図を出して止まり始めるなどトリッキーな動きをしがちなので、歩道でタクシーを捕まえたそうにしている人がいるとわかったら気をつけよう。
  4. 周囲の交通を音で把握する: スポーツカーや大型車、バイクなんかは大きな音をたてるのでわかりやすい。
  5. ミラーを付ける: 後ろを振り向いて確認する行為そのものがまあそこそこ危ないので、視線の動きを小さくまとめるためにミラーをつけておくとよい。ただし死角もあることを忘れずに。
  6. スピードを出しすぎない: 速度制限のある道路は当たり前だけどそれ以上出しちゃいけないのは車と同じ。下り坂などどうしてもスピードが出やすいところも自分がコントロールできる速度から上がらないようにブレーキを使う。ただしずっとブレーキを握りっぱなしにするとリムまたはチューブが熱でダメになることもあるので機材の扱いには気をつける。そうでなくても握りっぱなしは疲れるので、休み休み下るほうがいい。
  7. 目立つ服装: 反射材がついているとか、あるいは反射板を取り付ける、反射バンドを身につけるなど。黒い服装でナイトライドは自ら危険を招いていると言っていいくらい見えづらい。

まとめ

日本の道路がそもそもその構造からして自動車と自転車がノートラブルで仲良く走れる作りかといえば全くそうではない(自転車レーンにまたがって路駐してたり、自転車レーンがそもそもなかったり、運用でカバーしているルールもあったり)こともあるのだけれど、その中でできうる限りの自衛策とアピールは身につけておきたいですね。

*1:健康保険が負担する分は本来加害者が加入する保険から支払われるべきなので、健康保険を使って支払ったら「第三者行為による傷病届」を出して健康保険が加害者の保険から回収することになっている。事後の提出もできるのでよく話し合っておく。

*2:警察からその車両の所有者に警告をしてもらうことになる。自転車が原則として車道をはしるものということを知らない人もまだまだおおい。もちろん、自転車が通ってはダメなところを走るのは論外だけれども。

*3:右左折はわかりやすい。停止の合図は法律の定めるところと実際に使われるものが違うので注意が必要。

2019年やりたいこと

例年になくやっていきを感じているので、今見えている今年やりたいことを書き出してみようと思います。

エンジニアとしてやりたいこと

1. 逆引き Rx 事例集をつくる

もう何年前から言うとるんやって話ではあるんですが、年始の時間を使ってどう実現するか考えてみたところ、ひとまず公式サイトにあるチートシートをより具体的な例に落とし込んだものができたらいいな、と思いました。うまいこと事例をまとめる方法が分からずにいましたが、公式のチートシートはまさに「こういうことしたいときはこのオペレータを使いましょう」という対応がとれていて、抽象的な概念としてのまとめができているので、自分はもう少し具体的に事例をもとにしたまとめをつくりたいかなと思っています。ただチートシートはやりたいことと推奨されるオペレータの対応が1対1なので、事例としてオペレータを組み合わせて使う場合はもう少しまとめ方を考えたほうがいいなと思っています。

一方で自分ひとりでは心細い事例を集めきれないので、Rxに詳しい人達と一緒に作っていきたい気持ちがあります。

2. OSS コミッターになる

様々な Issue Tracker にイシューをたててバグ報告なり改善案なりを出したことはあるのですが、エンジニアとしてはやはりコードを書いて貢献したいもの。今までも全くしたことがないというわけではないのですが、昨今の Kotlin 界隈での Kontributor の盛り上がりを見て、自分ももっと大きなインパクトがある OSS にコントリビュートしていきたいと思っています。 Kotlin にコントリビュートできたら最高で、自分がよく使っている、かつよく知られている OSS にコントリビュートできたらヨッシャという感じです。

3. JavaScript と友だちになる

私の JavaScript 力はほぼ皆無で今どきのフロントエンド力はないに等しい(過去何度かチャレンジしようとしてはー分からん!となった)ので、今年こそは!!! いやー、ウェッブサービスをつくる会社に居たはずなんだけどなぁ。Java ばっかりやってたからね。仕方ないね。

4. アプリを出す

実はずいぶん昔にひっそりと個人で出していたものがあったんですが、つい最近の Play Store の規約改定でプライバシーポリシーがないために取り下げになってしまい…のりで雑に作って終わってしまったのもあって全然メンテもしてなかったんですが 😜

それはそれとして、まだ具体的にどういう企画としてアプリを作るのかは決めあぐねているのですが、趣味絡みでアプリが作れると最高だなっていう思いがあって、ロードマップをちゃんと引いてメンテし続けられるアプリにしていきます。

また Flutter でアプリを作ってみるのも、ちゃんと配布できる形としてやってみたいですね。ただ今の所、Android ではよくても iOS ではよくないみたいな状況にハマっていて、やるなら最初に iOS 力を上げたほうがいいのではという気もしています。Swift ムズカシイけど XCode はもっとムズカシイ。

5. 英語力を上げる

とにかく語彙力がない。しゃべることに不安はないが語彙力には不安があるぞ。 一方で、転職後なんとなく普通に英語を喋っていたら日英の橋渡し役みたいになってたりもしたので、もうすこし聞こえてくる英語の解釈スピードを上げてスッと次の会話に繋げられるようになるといいなと思っています。実を言うと、自分が中学生のときはホームページを作るのが楽しくてもそういうことを仕事にするとは思っておらず、仕事にするなら英語を扱うなにかだと思っていたので、はからずもその頃考えていたことに近いことをしているなと最近気が付きました。

趣味でやりたいこと

1. 200km 走りきる

これまでの記録は 180km なので、あと 20km という所まで来ています。ただ最近怠け気味で走力が落ちているので、それを戻しつつ 200km 超の長距離を走れるようにしていきます。 引っ越してから山が遠くなってしまったのが気がかりですが、富士ヒルでは今年もブロンズのタイムを目指してがんばります。あと3分縮めるんや!

2. キャンプ地開拓

引き続きキャンプを楽しんでいきたいんですが、車で行くのも楽しいんですけど、やっぱり自転車でも行ってみたいという思いもあるので、この辺自分の趣味を悪魔合体させていければと。

3. カメラマン

カンファレンスカメラマンとして広報もかねつつ DroidKaigi をやっているんですが、今年はもう少しカンファレンスカメラマンの幅を広げてみたい。ただ単にいろいろ撮って撮って撮りまくりたいという量をこなして腕を上げる作戦とも言う感じですが。

直近で見えているもの

1. DroidKaigi

やっていくぞ!!!!!!!!!

2018年振り返り

はい、では今年も年末ということで、去年同様2018年を振り返っていこうと思います。

1月

なめろうを作るのにハマってました。材料が一人暮らし向けでないこと以外は満足度が向上します。ある程度作っておけばお酒のつまみだけでなく、お茶漬けにしてズイズイっといくのも楽になります。

浅草寺にいっておみくじを引くのが恒例となってきました。たいていろくなものが出ないのですが、そのろくなものじゃない感じを見たくて引いています。

結局このクラウドファンディングは成立しませんでした。自転車に乗っている身からすると最高じゃんと思ったのですが、ハードウェアゆえに時間もお金もかかるプロジェクトで、最終的に目標額に遠く及ばないところでギブアップになったようです。

わりと読みづらくて何が書いてあるのか分からんと評判のステッカーですが、これは前職での挨拶で、日英をミックスした造語です。 "おつ"は文字通り”おつかれさま”の略語で、インターネットで遊んでいたので馴染み深いですね。英語の"dudes"には特に意味はないとされていますが、気さくな挨拶としてよく使われるやつです。

要するに完全にジオシティーズやトライポッドなどでホームページを作っていた頃のインターネットです。

チョコミントがこんなに豊作な一年になるとは思ってもみなかった。

2月

健康です。

健康です。

ViewPager2 は来るのでしょうか。あるいは RecyclerView で頑張ったほうが早いかもしれません。

はい。

今回も懲りずにスタッフ兼スピーカーでした。いやー、兎にも角にも Romain Guy 氏と Chet Haase 氏に会えて高まりがとどまるところを知らなかったんですよ。たーまんねー! 2018 のまとめブログもテンション高めでお送りしました。

回復食です。

おかげさまでカンファレンスがおわった週末にパンターニを偲ぶためにヒルクライムからの自走で帰宅を成し遂げました。意外に100kmでおさまるものなんだなぁ。

4周年です。今年は日本オフィスにエンジニアリング以外にQAをしっかりみてくれる人や総務的な人が増えました。デバッグ目的でのドライブデー(アプリをテストするため出かける日)ではなく、オフサイトという形でオフィスを離れてみる機会ができたのも今年ですね。

人の名前で遊んではいけません。

3月

TonightFMに出演しました。喉の調子がひどくてダメダメでした。

いやー今見ても潔すぎる。そんなことをしていたらあっという間に29歳も終盤戦ですよ。

壊しました。反省してます。

これ今年教えてもらった漫画なんですが、とても面白いんですよ。主人公が気だるげにベラベラ喋り続ける。はやめブラストギアと同じく私のイチオシになりました。

そういえばこの Pre-Launch Report って、日本時間の夕方から夜に近づくほどレポートの生成までの時間が長くなるんですよね。だいたい15時を過ぎると長くなり始めて、18時ごろにはじめたときは、完了するころには23時になっているなんてこともザラにあるので、やるなら朝から昼にしましょう。

さらに最後の数キロは雪解け水でズブズブだったからね・・・

4月

あーはやくこんな暖かい季節になってほしい。

ウェッブフロントエンド力が皆無なので本当に頼むという気持ち。

やっと入れられたーと思ったらまぁわかるって感じに多様な指摘がやってきた。ちなみにこのときは Wercker CI を使っている関係で Docker イメージに Danger が動く環境をぶちこもうと四苦八苦していました。Ruby 入れるまではいいんですが、Danger の依存をうまく入れるのに苦労した覚えがあります。

これがうまいんだなぁ。でもやっぱり本格タイ料理なのでめちゃくちゃ辛いわけです。

念願のアルプスあずみのセンチュリーライドに参加すべく松本に行きました。松本には以前ツール・ド・美ヶ原のときにも来ていて、その時に立ち寄ったとんかつ屋が最高だったのでまた来てしまいました。

いつか一眼レフを担いでまた来たいですね。

4月の下旬、GW前哨戦としてベトナムに行ってきました。 このときもう30℃超えてて超暑いんですよね。物価のやすさもあってかなり遊べるのと、ご飯がおいしくパクチーもたいてい入ってないので最高です。

ハハッ

ホーチミン市にはコワーキングスペースとカフェがくっついたお店があったりして、エンジニアが働く環境があります。

さいこうをきわめる

ここのブン(汁のないまぜそばスタイルのフォーみたいなもの)が最高 of 最高でした。

東南アジアというと、さっぱり系のドラフトビールってイメージがありますが、スタウトもあってしっかりうまい。

ちなみにホーチミン市には高島屋があります。

はー楽しかった。

5月

いつかイタリアで見たい。ジロが日本でスタートするという話もあるそうだけど。

弱虫ペダルのインターハイしてきました。本当は渋峠まで行けるといいんですけどね。流石に遠いし噴火レベルのあれで通行止めだし仕方ないね。

ちなみにこのあと上裸になってテンションバク上げお姉さんも出てくる。イスラエルってすごい。 ツール・ド・フランスや他のレースなんかだとほぼ丸出しみたいな際どい水着をきたおっちゃんが選手と並走するのが恒例だけど…

強かったですねー。

箱根の旧道を駆け上がったときにはりきりすぎてこのときもうしんどかったのに、このあと小田原に戻らず御殿場に降りてそこから籠坂峠を経て山中湖にいったのは最高に無茶しましたね。

我が家に全巻そろってます。

完全にハマりました。

私は Tumblr が好きだ。しかし Tumblr の回し者ではない。

このあとリアディレイラーが死んで山中途方に暮れた。

来てほしい。

6月

いやほんと、ほしいものは分かっているのでそのためだけに処方箋をもらいに病院に行くのだるいんだよなぁ…

なんだかんだまだまだ読めてないコードはたくさんある。

何気なくRTしたつぶやきがプレゼント企画であるということについて気軽に捉えすぎているとこうなるの図。以前も別のアカウントで似たような企画やってて、ゲームのプロモコードが送られてきたことがある。

楽しいんですよ。Flutter。自ら修羅の道を選びつつも開発のエコシステムとしてはすでにあるものに乗っかり、シュッと一発で AndroidiOS 両方にアプリを出せるというのは、マルチプラットフォームフレームワークたちが夢を見た境地の一つだと思うんですよ。これまで生まれては消えていったフレームワークたちの屍を超えてようやく人類はここまできたのかって話で。でもこのエラー画面はとても怖い。

厳しかったですね。あと3分早ければブロンズだったんですけどね。また来年頑張ります。

世の中のTTSにはいろいろな種類があって、それぞれ個性をもった声色をしているんですよ。TTSを使う場面がどれほどあるのかという話もあるとは思いますが、DrivemodeではTTSがアプリの根幹をなしているのでそれはもう毎日のようにTTSの声が聞こえてきます。

マンションの一室でそうめんを流す会でした。

社の開発合宿というやつです。開発しながらワールドカップ見てましたよね。

結局まだ下手くそのまま。

これはQA開始の合図です。

書いているときは便利だなぁなんて思うんですよ。でも次第に可読性が下がるし、Lintはご立腹なわけです。

日本酒でぶちあがったあとの様子です。

7月

いろんなSDKが世に出回っていて、アプリケーションの起動時にそういったものを初期化させたいというのはごく普通のことなんですけど、これをすべて同じスレッドでやったらどうなるかといえば、もちろんメインスレッドでそれなりにいろいろやってしまうので立ち上がりが遅くなるんです。SDKの種類にもよるので、大したインパクトがないものもあれば結構重たいものもあります。可能なら、初期化に必要な手続きは非同期にやってくれるといいんですが、そうするとその処理が終わるまで Activity などで SDK の機能が使えないみたいなことも起こるので、うまいこと作ってあげないといけません。

社のおやつサポートにチョコミントのおやつをリクエストし続けていたら怒られが発生しました。

この夏は2回逗子に行ったんですが、2回とも足攣りがあってダメでした。

また飲みたいですね。

忘れがち。

8月

このあと原作一気読みしました。

IDE力をもうちょっと上げたい。

白州に行くまでウィスキーはハイボールにしててもなかなか飲まなかったのが、最近ではハイボールおいしいですねって感じで以前より飲むようになりました。

結構美味しかった。

ダメです。

この先生きのこるには。

結構ハマります。

ライフサイクル殿〜。

これはダメでした…

ライブラリが他のライブラリに依存するときのベストプラクティスが必要ですね。

本年2回目のふもとっぱらキャンプ。カレー、焼き肉、朝コーヒー、フレンチトースト、そしてバドミントン。 この日8月なのに朝めちゃくちゃ寒くて秋を先取りしてました。 キャンプだけでなく行き帰りの寄り道も面白かった。アウトレットよってキャンプ用品買ってみたり、花鳥園でフクロウやペンギンを見たり。

もーも!もも!もーも!もも!

この時期 MotionLayout にずっと悩まされていた。あれこれやった結果収集がつかなくなって戻してシンプルにしてっていうのをチームで取り組みました。

シュッとカメラ班してきました。

こちらは純粋に参加者として。普段カンファレンスにははほとんど運営で関わるので、参加者として行ってみるといろいろ見え方が違って面白いですね。iOSDC の場合はもうテイストからして違うんですが、楽しいカンファレンスの作り方をいろいろ見た気がします。

9月

入り口や受付や待合スペースに楽しさがあるオフィスっていいですよね。完全に楽しみました。

ずっと曇り予報で、直前に雨予報まで出たツール・ド・東北でしたが、無事に晴れて気持ちよく走ることができました。 170km走破したので来年は210kmですね。

今度は群馬の奥地のならまたでキャンプしました。

今年何回かハマった…

Support Library のバグとして報告していて、28が出たあとに Fixed となったのだけど、リリースはいつになるんだろうか…

すごい歩き回りました。

業が深い。

Tumblr に学ぶエラーメッセージ。

餃子経済評論家になれるくらい食べました。

毎年ジャパンカップにはサプライズが待ってるんですよね。来年は選手と走るイベントに参加しよう。

いつも映像でしか見たことのない選手が目の前にいる楽しさたるや。

彼はいまも元気にしているのかなぁ。

11月

今のところ大丈夫です。

ディスクブレーキ仕様のロードバイク、圧倒的価格!!!!って感じです。

自分の3倍くらい生きてそうなおじいちゃんなんですが、ピシッとした出で立ちだけど柔和な笑顔で話してくれるいいおじいちゃんでした。本当に長い間お世話になったなぁ…新築だったころからずっと住み続けて気がつけば自分が一番長居をしていたようです。

市役所とか区役所の雰囲気好きなんですよね。近所にはさらに区の図書館まであるんです。

9月末ごろの Twitter の様子で察している人もいるようですが、そうなんです。 実際のところ転してどうかという話なんですが、大きな組織で物事がどんどん進んでいくカオスが「くぅ〜これこれ!」って感じで毎日楽しくやっています。前職でもプロダクトが正式に世に出る前のフェーズからいましたが、このタイミングで見える景色って面白いなって改めて思いました。ただやはり動きの速さや量は桁違いに速く大きい。評価の仕組みも、今までと違って目標とする成果もありつつその成果を出すためのアプローチも見ているので、そういうところを上手く言語化できるようにならないとな、という感じです。成功か失敗かよりも、それで何を為して何を得たかのほうが重要視されているのがバリューという形にもなっているのがめっちゃ分かります。 英語を中心にしていた環境から日本語が中心になっている環境に変わりましたが、それでも英語でやっていくチャレンジが生きていて、もっとやっていくぞ!!という気持ちもあります。

人と社の名前で遊んではいけません。

筋肉すぎて中身が頭に入らなかった。

12月

次やりましょう。

毎年のことなんですがね。

日本語も英語も語彙力が足りない。

人生。自分もそろそろ30になってしまうので人生の話をしなければならない。

この記事とてもよくて、何をしてても日々は過ぎ去っていくし、目標があろうとなかろうとキャリアは積み上がっていくし、ともあれ正しさは自分で決めることで他のだれも正しいかどうかなんて決められないのだよっていう強いメッセージがあります。

イブの夜に核ガンジーの話をしました。

今回はアプリのリリースをうまいこと自動化するような話を書きました。

まとめ

DroidKaigi、チョコミントベトナム旅行、KotlinFest、iOSDCキャンプ、転職、引越しといろいろありました。SHIROBAKOアドベントカレンダーにもあったように、自分がどうなりたいか、どうしていくのか、ということを強く意識する一年でした。

沼の三種盛り合わせレシピ - 自転車、カメラ、キャンプ

この記事は沼 Advent Calendar の 15日目の記事です。

アドベントカレンダーの説明にあるとおり、沼とは

"あるジャンルが好きになり過ぎてハマってしまい抜け出せなくなること。沼落ち。"

のことを指します。ざっくり言うと、趣味にハマりすぎて抜け出せなくなることを指して沼と言っているのでしょう。つまり、人の趣味の数だけ沼があることになります。 私はこの内「自転車」「カメラ」「キャンプ」の三種類の沼に同時につかっています。

はじめての沼「カメラ」

いわゆる一眼レフカメラというものに初めて触れたのは大学3年次のときです。カリキュラムにある授業のなかで、芸術系に属しグラフィックデザインの基礎素養を学ぶことができる授業を取っていたところ、先生が全員に初級者向けの一眼レフカメラを配布し、「なんでも好きなものを撮影してくること」という課題を与えられました。構図の作り方の基礎知識やカメラの扱い方のレクチャーを受け、いざ実際に外に出て写真を撮ってみると、これがめちゃくちゃ楽しいわけです。それまでもコンデジで写真をとるということはしていましたが、美しい写真を撮るということについて初めて実践できたのはまさにこのタイミングで、それまでとは全然違う写真が撮れること(機材としても、知識・技術としても)に楽しさを見出したのでした。

その授業がおわるやいなや、授業でつかった機種と同じメーカーの初級者向けカメラを購入(Canon EOS Kiss X3)し、あちこち撮影にでかけたのをよく覚えています。

こういう初級者向けカメラは、多くの場合キットレンズと一緒に売られていて、広角から望遠まで一通り体験できるような組み合わせになっています。かつ広角側と望遠側では別のレンズが用意されていて、用途に合わせて付け替えられるよう別のレンズになっている、いわゆる「ダブルズームレンズキット」というものを買いました。最初は特に気にもしないのですが、使い慣れてくると気になるのが「レンズ交換の手間」と「マクロ欲しい」の2点。大学を卒業してから、レンズ交換の手間を省くため便利ズームと呼ばれる広角から望遠まで幅広く一本でカバーできるレンズと、マクロ用にパンケーキレンズを買いました。

便利ズームは本当に名前の通り便利で、たいていのシチュエーションでレンズ交換無しでスッと写真が撮影できるのがよいです。ただし欠点もあり、どうしても構造上「暗く」なるため、シャッタースピードを遅くしたり、ISO感度を無理に上げたりしないと、光量が少ない場面では十分に明るく撮影できません。室内で望遠をきかせた撮影では特に暗くなりがちで、シャッタースピードを遅くすればブレるし、ISO感度を上げたら写真にザラザラとノイズがのってしまうしで、そういった状況では「明るいレンズ」が欲しくなります。が、そういう明るいレンズはとても高価。数十万円〜数百万円と、軽く桁がかわってきます。

そう、カメラ沼の最たる沼要素はまずレンズにあります。望遠も広角もこなしたいとなると、一本で済ませられる便利ズームは便利ではあるものの、どうしても写真の美しさにデメリットがある。そして便利ズームではこなせない望遠レベルも存在し、逆に便利ズームではこなせない広角レベルも存在する。さらにそれぞれに、レンズの持つ明るさも異なる。そしてもしカメラ本体を複数もったとき、レンズを接続する「マウント」にも種類があるため、マウントごとにも対応するレンズが必要になる。これがレンズ沼です。

一方で、最近はミラーレス一眼カメラも人気ですね。特にSony製のαシリーズの評判がとてもよく、追随する他社も次々に新製品を出しています。また自分が最初に購入した初級者向け一眼レフカメラAPS-C と呼ばれる規格のもので、カメラのセンサーが小さいために本体・レンズともに小型化が容易です。これ以外に、カメラのセンサーが APS-C よりも大きいフルサイズカメラがあり、ハイアマチュアからプロ向けまで幅広くラインナップがあります。どれもそれぞれに長所・短所があり、カメラ沼のもうひとつの沼です。

自分の場合、最初に買ったEOS Kiss X3はしこたま使い込んで天寿を全うしたため、現在はEOS 6D MarkIIというフルサイズ一眼レフカメラをつかっています。便利ズームは APS-C タイプのみ対応のため、同等のレンズをEOS 6D MarkII用に探しています。しかしやはり便利ズームは暗いんだよな……

手段が目的化した沼「自転車」

4年ほど前、自分の体重増と運動不足が気になってなにか気軽に運動できるものをと思って始めた趣味に自転車があります。最初は通勤を自転車ですることで運動時間が確保できていいな程度に思っていたものが、気がついたらかなりのお金をつぎ込んでいた沼になります。

自転車沼に入るきっかけは、休日も自転車で出かけられる点にあったなとおもいます。最初は奥多摩、次に秩父…などなど、自転車で行ってみると、きれいな景色を見たり、おいしいランチを食べたりと、自転車に乗る以外にも楽しいことが見つけられます。最初はストイックに運動して体力つけて痩せるぞ!と思っていたはずなのに、気がつけば「あそこのランチが美味しいらしい」とか「あそこに行くときれいな景色が見られるらしい」といった具合に考えがシフトしていきました。自転車で運動したからカロリーをとっても大丈夫という免罪符まで使い始めたころで、ああ沼にハマったなと自覚しました。

自転車であちこち旅行気分を味わえる楽しみを覚えるとはつまり、旅先である程度お金を使うということです。そして自転車は定期的なメンテナンスが必要な乗り物。例えばタイヤやブレーキ、変速パーツは使うほどに消耗していくものですし、車体もあちこち出かければその分だけ汚れます。これらの消耗品は早ければ数ヶ月、長くても1年に1回は交換することになります。どういうものを使うかにもよりますが、タイヤにしてもブレーキにしても、2〜3千円に収まるものもあれば、1万円ちかくまでするものまであります。多くの場合消耗品の価格はおおよそ1万円以内に収まるはずですが、交換頻度が高くなるとその分だけお金がかかってきます。

さて、しばらく自転車を楽しんでいると、消耗品以外にも変えたい部品というものが出てきます。最もわかりやすい部品としては車輪があり、車輪の素材(アルミあるいはカーボン)や太さ、スポークのつくり、フリーハブ(車輪の中心にある部品)のつくりなどいくつかの選択肢があります。おおよそ軽くてよく回転する車輪は高くなりますが、人によって好みがいろいろあり、軽いだけが正義ではないこともあるので、用途に合わせて買い集めていたらすごい額のお金を費やしていた…というホイール沼がそこにあります。

また車体に関しても、アルミ・チタン・スカンジウム・カーボン・クロモリなど様々な素材をつかって各社が製造しています。概ねアルミとクロモリが最も安価で、チタン・スカンジウムなどの希少な金属をつかった車体やカーボンの車体は非常に高価になりがちです。素材以外にも、どういう用途に向けて作られたのか(とにかく軽くして山を登るのに有利にしたもの、空力性能を最大限引き出せる作りにして平地を速く駆け抜けるために作られたもの、体にかかる負担を軽減して長距離を楽に走れるように作られたもの)によっても価格帯がそれぞれにあります。好みをかけ合わせると、一概にカーボンの軽い車体がよいとは限らず、アルミの硬さが好きな人もいるので、まさに車体沼ですね。

自分はこの沼にはハマったことはないのですが、人によってズブズブと泥沼化しやすい沼のひとつに「サドル沼」があります。自転車に乗るなかでもかなりの長い時間腰を落ち着けることになるサドルには、車体や車輪以上に体との相性があります。相性が悪いと、股関節に痛みを感じやすく、自転車に乗るのが苦痛になります。そのため、自分の体に合うサドルを探す旅に出たまま帰ってこない人もいるくらいには深い沼です。

この他、より遠くへ自転車で出かけるために「輪行」をすれば交通費や宿泊費がかかり、レースやイベントに参加すればエントリー費もかかり、細々したパーツをあれこれ変えたらその分だけお金がかかるのが自転車沼です。

とにかく楽しい沼「キャンプ」

もともとアウトドアの経験はあったものの、自分でテントを設営して寝袋にくるまって寝るということをし始めたのは今年に入ってからです。「ゆるキャン△」がテレビ放映され、知人と気軽にやってみるかという感じで始まったのがキャンプ沼です。

実を言うと自分はまだそこまで沼の住人ではありません(と言い張っている体にしている可能性はありますが)。キャンプ道具の大半はレンタルでまかなえてしまうため、たまにキャンプをしにいく程度であれば、テントや寝袋を買う必要はありません。ただし、レンタルをする場合お店がどれだけの道具を取り揃えているか、またどれだけのキャパシティがあるかによって借りられる道具も変わってくるので、買って持っておきたい気持ちもわかります。

キャンプ道具にも種類があり、概ね自転車と同じく軽くて性能がよいほど価格帯が上がります。例えば寝袋でいうと、軽さ以外に対応している気温の範囲があり、低い気温(一桁あるいは氷点下)に対応していくほど高価になります。

キャンプの楽しみ方は様々で、河原キャンプであれば川遊びができますし、臨海キャンプであれば海遊びができます。また、登山×キャンプという組み合わせもあります。

最近はオートキャンプ場(車で乗り入れることができるキャンプ場)もたくさんあるので、必ずしも高い買い物をする必要もないのですが、ある程度自分で持っておくと便利なものもいくつかあります。例えば、コッヘル(キャンプ用の鍋みたいなもの)とレギュレーター(携帯できるガスコンロみたいなもの)があればお湯が沸かせるのでいろいろな料理が作れ、寝袋があればどこでも寝られるので、震災などがあったときに生き延びるすべを得られるという点でキャンプ用品を持っていると実用的で便利です。

キャンプ用品も様々あり、スキレットなど料理の道具を極める沼もあれば、テントの居住性を高めるために道具を揃える沼、寝袋の快適性を高める沼など様々な道具の沼があります。

ちなみに今年は3回キャンプへ行きました。この他、コテージ泊のグランピングも1回やっています。アウトドアは本当に様々な楽しみがあり、バーベキューをしたり、星空や日の出を拝んだり、平原でバドミントンをしたりと、多種多様な楽しみ方を組み合わせることができます。

AND沼

実を言うと、これまで取り上げた3種類の沼はANDをとって組み合わせることが可能です。つまり、自転車で旅をし、訪れた場所で写真をとりつつ、宿泊はテントで、ということができてしまいます。なんならキャンプ場の夜で星空を撮るとか、キャンプ場での楽しいことも写真に収められちゃいます。

最近はキャンプ用品をレンタルできるキャンプ場もあるため、キャンプをするのに必要最低限の荷物とカメラを担いで自転車に乗れば、キャンプ用品を運ぶことはないという楽しみ方もあります。

もしキャンプ用品も自転車で運ぶ場合、カーボンの車体は不向きですが、アルミやクロモリなどの金属製であれば、荷物を運ぶためにつくられた車体もあります。そして実際、この3つの組み合わせを実践している人もいます。こんなに簡単に組み合わせを作れる趣味(もとい沼)というのもなかなか無さそうです。いつか自分もこの AND 沼に……浸かってみたいものです。

SHIROBAKO で語られる各キャラたちのはじまり

この記事は SHIROBAKO Advent Calendar 2018 10日目の記事です。

adventar.org

SHIROBAKO Advent Calendar 2015 から数えて 4 回目となる今年の記事は、SHIROBAKO に登場するキャラクターたちがどういうきっかけでアニメーション業界をこころざしていたかを振り返ってみようと思います。

アニメーション同好会の5人

言わずもがな、一話冒頭で制作した神仏混淆七福神から始まる 5 人のキャリアですが、全員役割は異なるものの「アニメーションを作ることが楽しい」というところに原体験があって業界に入ってきています。一方でどういうところに楽しさを見出しているかはそれぞれに違っていて、絵を描くのが好きな絵麻ちゃん、脚本という形で物語を表現したいりーちゃん、CGという形で絵をつくりたいみーちゃん、声の演技を磨きたいずかちゃんなどなんらかの技術に楽しみを感じている4人に対して、純粋に5人でアニメーションを作る工程が楽しくその思い出の延長上で業界に飛び込んだみゃーもりという構図があるように思います。

ところで、三女を機に設定制作に関わることになり初めてムサニに来たときのスーツでシュッとしたりーちゃん可愛すぎませんか。

遠藤さんと下柳さん

タローの雑な伝言ゲームで険悪なムードになってしまった遠藤さんと下柳さん。しかし実はふたりとも、アニメーション業界に入ろうとおもったきっかけはイデポンという同じアニメに心を打たれたから。 イデポン展で思いがけずふたりがそろい、展示を見て適当な感想を述べてしまうタローに突っ込むうちにアツくなり、次第に意気投合しはじめるシーンは涙なしには語れません。 「ハードボイルドっすよねぇ…生きるのがむなしくなるような」とタローがドヤ顔で言ったところにふたりで「違う!!」と全否定したあたりからはもう止まりません。「俺はまだ絶望してないんだ!」をこのときの遠藤さんが言うのは、徐々に3DCGが自分の得意とする仕事を奪っているように感じ苛立っていたところから立ち直る最高の瞬間ですよね。

大倉さんと河野さん

大倉さんは美術、河野さんは音響効果として、三女とえくそだす!に関わっていますね。それぞれ関わった作品も仕事も全然別ですが、もともとはふたりとも映画の仕事をしたかった過去があります。そこから知り合いづてにアニメーションの仕事をすることになり、気がつけば何十年もの間アニメーションに関わり続けています。そしてさらに共通するのは、最初に目指した業界ではないものの、アニメーションの仕事が楽しくなって、それを続けているということ。アニメーション同好会の 5 人や遠藤さん、下柳さんとちがって当初の業界ではないところで仕事をしているものの「でも続けないと、仕事って面白くならないからさ。」と河野さんが言うところに、長いキャリアのなかで見出したモチベーションの源泉があるように思います。

安藤さん

三女が始まる前に入社した制作の安藤さん。以前から同人誌をつくることに情熱を燃やしており、根っからのアニメファンであることが描かれています。そしてその好きがモチベーションとなって制作に関わることになりました。採用面接でもそのなりゆきが語られていますよね。仕事という難しいことを抜きにしてひたすらアニメが好きだからというところに始まりがあるのがとても素敵です。

ところで、なぜアニメ業界で仕事をしているのかを問われた佐藤さんが「好きだから」と言ったときに目を輝かせて「何もえですか!!」と訪ねたときの安藤さん、可愛すぎませんか。

丸川社長

杉江さんや大倉さんなどと一緒に武蔵野動画のころから仕事を続けてきた社長。過去の回想時には、アンデスチャッキーの制作現場でデスクとして働いているところが描かれました。このころからずっとご飯を作り続けているんですよね。デスクだったころは、美術やキャラクターデザインにもすばっと意見を述べていくという型破りな仕事スタイルだったようですが、それだけアニメーション制作にかける思いが強かったことが伺えます。「ただがむしゃらに、ひたすら前に進んでた。やりたい事をやり続けていた。そして気が付くとこの年になってた。それだけさ。」と言っていますが、そのそれだけの中にもたくさんのエネルギーがこもっているはずです。個人的には、丸川社長の若い頃の声と平岡の声が同じ人というところにも、なにかメッセージのようなものがあるんではないかと感じています。

ふりかえり

入社してからしばらくは雑に仕事をこなすだけだった平岡が、これまでに見てきたようなトラブルに再度会って沈んでいたところ、みゃーもりのフォローとタローのいい意味のゴリ押しで救われ、再び制作の仕事に向き合いはじめた話がありますが、彼もまたアニメーション制作にのめり込んでいた過去があり、それがあるからこそどんなにやさぐれていても仕事を続けてきたのでした。こういう「初心」てつい忘れがちですが、思い出してみると新しい発見があったり、気持ちのリセットになったりするので、大事なときに思い出せるようにしておきたいものです。

今年楽しんだビール振り返り

Beer Advent Calendar 2018 3日目です。

今年楽しんだビールを振り返ります。

adventar.org

僕ビール君ビール流星レイディオ

10月末に発売になった僕ビール君ビールの新種。強めの苦味が逆に好み。

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中村航氏の小説のタイトルみたいなネーミング

OLD ENGINE OIL

濃いめ。学芸大学のAIMSというお店で飲みました。

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スタウトが好きならきっと気に入る

白濁り

缶が逆さまになっているのが特徴的。甘さがあってスッキリ飲みやすいのでついグビグビいってしまうので注意。

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スッキリ飲みやすい

KAWABA BEER WEIZEN AND AMBER ALE

苦かったなぁ…

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キャンプ場で飲む最高のビール

INDEPENDENCE STOUT

ベトナムにもたくさん美味しいビールがあり、ドラフトビールからスタウトまで色とりどりです。ベトナムでスタウトが飲めると思ってなかったので最高でした。

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ベトナムで出会った最高のスタウト

ヴァイツェン

控えめに言って飲みすぎましたよね。

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しこたま飲んだ

以上です。

RxJava において Observable#hide() とは何者か

Observable#hide() の Javadoc にある説明は次の通り。

Hides the identity of this Observable and its Disposable.

Allows hiding extra features such as Subject's Observer methods or preventing certain identity-based optimizations (fusion). ... 中略 ... Returns: the new Observable instance

ぱっと見た限りは「いつ使うのか分からんな…」という感じなのですが、この文で例示されているSubject がもつ Observer インタフェースのメソッドを隠蔽するという部分と、hide() が新しい Observable を返すという部分がミソで、次の StackOverflow にある回答がまさにこの Javadoc の言いたいことになります。

stackoverflow.com

Subject は Observable のサブタイプなので、Subject を Observable として外部に公開するときはそのまま Observable にキャストして公開できます。

class Something {

  private val subject: Subject<Something> = PublishSubject.create()

  fun observeSomething(): Observable<Something> = subject

}

しかしその実体は Subject のままなので、公開 API で受け取った Observable を Subject に明示的にキャストして使えます。

class Client(val something: Something) {

  fun doSomething() {
    val observable = something.observeSomething() // this observable is actually a subject
    val subject = observable as Subject // no failure
  }
}

およそ Subject を Observable として公開する場合、それを使う側であえて Subject にキャストし直して使われることは意図しない使い方になると思います。特に Subject の場合、このままでは onNext や onError など Observer インタフェースのメソッドが外部から呼べてしまいます。

これを防ぐため、あえて新しい Observable を作って元の Subject の正体(identity)を隠すのがObservable#hide()です。次のようにすると、

class Something {

  private val subject: Subject<Something> = PublishSubject.create()

  fun observeSomething(): Observable<Something> = subject.hide() // hide() で新しい Observable に変換する

}

API を使う側で、受け取った Observable を Subject にキャストできなくなります。

class Client(val something: Something) {

  fun doSomething() {
    val observable = something.observeSomething() // this observable is a new observable created from a subject
    val subject = observable as Subject // ClassCastException!
  }
}

Observable#hide()はもともと、Observable#asObservable()というメソッドでした。これが 2.x へのバージョンアップにおいて名前を変えた、という経緯もあります。